Aguhont Story Record 6th Episode

『バルナとケーキと戦乱の種』 

作:野菜 

(1:3:1) ⏱20分 

 

・ティアン 性別不問 獣人 猫耳 ちびっこ どこの国にも属さない。

・イタロ 男性 人間 自称錬金術師。今回バロウズによって、不本意ながらリシェラのケーキ屋に連れてこられた。

・リシェラ 女性 人間 お菓子作りと読書が好きな、人見知りしないケーキ屋さん。

・モナカ 今回は女性 人間 多重人格。最後に別人格でのセリフがある。

・ヴェール  女性  エルフ バルナの軍部職人。防具屋。

・バロウズ(声の出演は無し) 人間のおとこのこ 皇族。ぴこぴこ殿下だのクソガキ殿下だの言われているが、本人は快諾しているし、たぶん返事もする。

※「セリフを読みやすいように微改変可能」




リシェラ:

第1回、タングリスニの観光客にめちゃウケ激ウマスイーツを作ろうバトル大会~~!

ヴェール:

わぁー……。

モナカ:

はっ、……ここ、どこ、……あれぇ?


バルナ中央市場、とあるケーキ屋に、5人。


ティアン:

バルナの市場に、こそっと咲き誇るタンポポのような愛らしいケーキ屋の店内。ケーキケースに長々と広がる通達文には、バルナ皇族の署名と判が見て取れる。


イタロ:

なんのお遊びかぁ、知らねぇが、協力してやるなんて一言も言ってないぞ私は。ひらっひらふわふわのレースでミイラ巻にして拉致ってきたピコピコハンマーのガキも許してねえ。あのふざけたガキはどこだ。

リシェラ:

わあ、うちのぴこぴこ殿下直々に連れてくるって本当だったんですね。

ティアン:

外観同様可愛らしい店内にいるのは、まず、店主リシェラ。

イタロ:

優秀な錬金術師のイタロ様を探してるっていうから、話を聞いてやったのによ。ぴこぴこハンマーごときにスタンもらうたぁ……あー腹立つ。どこだよここ!!

リシェラ:

ステキでしょう!私のお店です!

ティアン:

次に、イライラと困惑が止まらない、タングリスニから直送でやってきた錬金術師、イタロ。

ヴェール:

私も、クソガキ殿下から、「1番美味しいケーキ決めてきて!もうサインした紙送っちゃったからリシェラちゃんに詳しくは聞いてね!」などとしか聞いていないのだが……。

ティアン:

バルナ側からは、呆れた顔の防具屋軍人、ヴェール。

リシェラ:

バルナのふるさとの味は大好きなんですけどね。バターに偏ったりするじゃないですか。遊びに来た他の国の方ってどんなのが好きなのかしらって、おやつを食べに来た殿下にお話してたんです。

ヴェール:

あのハッピー殿下にとんでもない着火剤を……。

リシェラ:

そしたら、「じゃあタングリスニの人に食べてもらって決めよっか、人連れてくるしバルナの軍人もお墨付き出したら売れちゃうんじゃない?」と。

イタロ:

私ねえ、動機はともあれ、拉致って良くないと思うな。

ティアン:

帰れば?ここに配達されてからは、リシェラがレースも解いて、お茶出して、座ってるだけじゃん。あー、マドレーヌうま……。

イタロ:

帰宅までの費用くらいせびってやるつもりだからね!こんな理不尽をのさばらせてたまるか。で、あんたもバルナの奴なのかい?

ティアン:

いんや。見に来ただけだよ?隠れてるつもりだったんだけどね。リシェラちゃんが、出てきてくれたら、お菓子もお茶も食べ放題なんて言うから……バタークッキーうまー。

リシェラ:

えへへ、ぜひまた来てくださいね!あ、おかわり紅茶でいいですか?コーヒーもミルクも合うと思います!

ティアン:

お、もらうもらう!……タングリスニからは、この子じゃない?モナカちゃん。なんかバロウズと盛り上がってたし。

モナカ:

ばろ……?知らない……。

ティアン:

え、なんかテンション高めにバロウズとケーキの話で盛り上がってなかった?ほら、ぴこぴこハンマー持って、赤いマフラー……あ、マント、どっちだっけ?そんな感じのおとこのこと、さ。

モナカ:

私、もしかして自分でついて来ちゃってたの……?ええ……?

ヴェール:

なるほど……。錬金術師とお見受けするが、名前を伺っても?改めて、私はヴェール。バルナの防具屋ではあるが、……その、同情するよ。あのぴこぴこ殿下はいつだってめちゃくちゃなんだ。すまない。

イタロ:

へ、あ、おぉん?なんか調子狂うねぇ。丁寧にどうも、イタロだ。ケーキなんかじゃなくて、本分は錬金術師なんだがなあ。モナカちゃん、一緒にタングリスニへ戻ろうな。

モナカ:

おじちゃんやさしい。

イタロ:

お兄ちゃんとかにしといた方が、今後生きやすいぜ??

リシェラ:

1つ目、バタークリームケーキです!

モナカ:

うま……ほかほか……。

ヴェール:

早速だね。モナカちゃんも意外と順応早いね。

ティアン:

えー、なんかバター系多い。違うのない?

リシェラ:

2つ目のチョコケーキ先に食べますか?

イタロ:

100歩くらい譲歩して、食うよ?食うけどさ。何個くらいあんの?

リシェラ:

レシピと材料があればいくらでもお出ししますよ!今日は代金、全部殿下もちなんで!!

イタロ:

自分の胃袋の心配をしてんだよ。

モナカ:

いくらでも……いける……!

ティアン:

飽きなければね!美味しいし!

イタロ:

……あの辺はともかく、私は無理よ。自信作からだしな?おなかパンパンだと美味しさちゃんと判断しづらいでしょ?な?悪いこと言わないから。

ヴェール:

リシェラ、私たちが食べてる間に、殿下からの手紙?とかその辺の説明を読んでくれないか。ほんとにあのクソ殿下何も説明してないんだ。

モナカ:

わたし……食べてるだけでいいの?

リシェラ:

はい!モナカちゃんはケーキを食べて、どれが1番おいしかったとか、タングリスニのお友達がどれを好きそうとか、教えてくださいね!

モナカ:

分かった……チョコケーキちょうだい……。

ヴェール:

早いんだよなあ、意外と。

ティアン:

捕虜がどうこうってバルナが宣言してたから今日のことを知ったんだよねー。

ヴェール:

捕虜制度のことか?4カ国共通制度だが、長らくどこもそんなもの使ってないはず……。

ティアン:

んー、まあね?最近色々あって?そう、各地でまあ、その、うん。

イタロ:

濁すじゃん。

ティアン:

ぼくはね、ちゅうりつなの。ちゅ・う・り・つ!情報抜けると思うなよー。

リシェラ:

殿下は、おじさまか、殿下みたいな子が来たらたくさんもてなせ、と。

ティアン:

いっえーい!おっちゃんより早くケーキ食べ放題ゲットー!

リシェラ:

殿下のお手紙、長いので大事なとこだけ読みますね。


愛らしいミモザの黄色い店内に、穏やかに揺れるコーヒーの色、紅茶の香り、アイスココアの氷の音。


リシェラ:

「今回の催しは、タングリスニとの非公式ケーキコラボである。バルナの自由なる商業を発展させるため、タングリスニの民の意見を調査すべく、我、バロウズ自らが人員と必要物資を調達し、リシェラケーキ店へ配達するものとする。」

モナカ:

3個目……チーズ?しゅふれ?うま……好き……。

リシェラ:

「リシェラケーキ店はこれぞというケーキを製作し、以下メンバーと共に、もっとも美味しい、コラボケーキを決定すべし。まず一人目。バルナの、ヴェール。彼女の意見を、バルナ軍部の認可とする。」

ヴェール:

ぴこぴこ殿下野郎が!!!!私に!!片棒担がせやがったな!!

ティアン:

わーお。

リシェラ:

「タングリスニ、イタロ。彼の強い意志、確立した価値観、妥協しない心情は、審査員として優秀な素質である。丁重にもてなすべし。」

イタロ:

じゃあ丁重に連れてこいよ。当日までの過程も丁重であれよ。

リシェラ:

「タングリスニ、モナカ。ケーキへのモチベーション高し。良い。」

モナカ:

5つ目のナッツタルトもよい……。

リシェラ:

「そして店主、リシェラ。公式には、4人を審査員とする。」こんな感じですね!よろしくお願いします!もう皆さんの好みでいいので!楽しくいきましょう!


疲れた顔で諦観と共にケーキを口に運ぶ2人と、爆速でケーキを平らげていく2人。にっこにこの店主。


ヴェール:

こんなに美味しいのに……仕事でなければ、あのちんちくりん殿下が絡んでなければ天国なのに……。

リシェラ:

いっぱい感想教えてくださいね。

モナカ:

味変……コーヒーシュークリーム……ビター、悪くない……!

ティアン:

コーヒーゼリー欲しいかも。全部甘くて重めな感じがするんだよねー。

イタロ:

何個目?ちょっと目を離しただけだったよね?味変?バルナってこんなに甘党だらけなの?

ヴェール:

それは違うな。

リシェラ:

市場内なら、イディアさんのパン屋の惣菜パンの方が人気なんですよ……うぎぎ。なんでですかね?

イタロ:

甘くて重いのが多いからじゃあ……ないっすかねー……。いや、悪いとは言わないが。販売してるケーキのリストとかある?見せてみ。

リシェラ:

えっと、値札もいできます!

モナカ:

ベイクドチーズケーキ……濃い……だがよい……。

ヴェール:

……リシェラには悪いが、あの殿下の手紙、もう一度目を通すか。イタロは、錬金術師だったな。薬か?鉱物か?魔法錬金……は、最近はもう流行りではないんだったか?

イタロ:

この場でちゃちゃっとできるもん……なんかあったかな。道具もなにもねえとちょっとな。知識なら広く浅くよ。上位はともかく、興味範囲で学んだものは多岐に渡るとも。

モナカ:

チョコと……ココア……合体。うま……。

ティアン:

えっ、かわいい!ココアにチョコ浮かべるのいいね!やるやる!

ヴェール:

イタロ。帰りたいというなら、軍部に掛け合ってなんとかしよう。開幕に「バトル」なんて言ってたのは冗談じゃないようだ。

イタロ:

あん?嬉しいんだが、嬉しくないんだか妙なこと言うじゃない。

ヴェール:

バルナのリシェラ考案のケーキが採用されたら、バルナの勝利という名目で強制留学。イタロかモナカが提案したケーキが採用されたら、開発顧問に迎えるなんて名目で保護。とにかくお前たちふたり、捕虜になるぞ、これ。

イタロ:

ああ"!!?

ヴェール:

同情を禁じ得ない。本当に。心底。ほんと申し訳ない。

イタロ:

とんだ茶番じゃねえか!あのぴこぴこぉ!!!

ヴェール:

強いて、なんとかフォローするとしたら、捕虜制度ではあるが、バルナでは「保護」に近い。バロウズ殿下ことぴこぴこ野郎提案なのは癪だろうが。

イタロ:

保護だ?拉致監禁だろ?!

ヴェール:

バルナ市内に、衣食住を保証して、滞在が許可されるんだ。私はその会議にいなかったが、予算をもぎとっていたからしっかりと、いい暮らしが保証されるだろう。

イタロ:

帰りてぇんだけど……!

ヴェール:

帰れるぞ。自費で良ければ。滞在許可だから別荘もらったと思え。住所を見るに、この店のすぐ近くだな。

イタロ:

……錬金実験、してもいい場所か?

ヴェール:

私の担当業務じゃないから断言はしないが……聞いてみたら、いいと思う。

モナカ:

難しいおはなししてる?

ヴェール:

モナカちゃん、近くのおうちにベッドとかお部屋があるから、しばらく遊んでいきな。よしよし。

モナカ:

ここ、いい匂い……あったかい……。ちょっとだけ遊んでいくのも、いいかもー?

ティアン:

一応、勝負はするみたいだねー。どれどれ、ヴェールさん、手紙見せて!

ヴェール:

まったくめちゃくちゃなことを……。今日はお説教があるから来れないと言ってた理由を、考えるべきだったよ。あの殿下の世話係の心労、いかほどか。


手書きのカードの値札を両手いっぱいに、店主が戻ってくる。


リシェラ:

お待たせしました。今売っているのは、こちらです。

イタロ:

……やっぱりねえ。ちいっとばかし、バターが多い。

リシェラ:

そうなんですよお。

イタロ:

売れてるんならあるんじゃねえの、需要。だが、今回はここに置いていないのにしねえかい?新規顧客探しなんだろ、店主殿はさ。

ティアン:

乗ってあげるんだ?誘拐されてきたのに。

イタロ:

ここにいる3人は、なーんか、どうにも責めづらいよ。ぱぱっと、解決したりましょうや。

モナカ:

…………全種、制覇。おなかいっぱい。……ふぁぁ。

ヴェール:

はっや。

リシェラ:

どれが一番おいしかったでしょうか?どれが好きですか?

モナカ:

ふにゃ……ねむ……おいしかった……。ベッドはどこ……?

リシェラ:

ソファーでもいいですか?クッション使いますか?毛布もありますよ?

モナカ:

しあわせ……。

リシェラ:

はっ!ちがう!モナカちゃん!ケーキは?ケーキどれが好き?

モナカ:

すやすや…。

ヴェール:

チーズ系で喜んでいたと思うよ。

リシェラ:

なるほど。

イタロ:

チーズ系ね。私的には、もうちょい軽い方がいい。さっぱりとしたベリーをいくつか飾って、上品にしたものなんて美味だろう。

ヴェール:

いいねえ。個人的には、昔どこかの戦地に派遣されていた時に食べた、小豆や抹茶、きな粉なんてのを使った菓子が大変美味だったよ。

リシェラ:

高級品じゃないですか!

ヴェール:

バルナなら、手に入るかもよ?

リシェラ:

……高級素材は、つらいので、チーズ系でひとつ作ってみます。

ティアン:

ふふ、どうするの?イタロ。ヴェールなら見逃してくれるかもだし、私は見てるだけ。モナカちゃんはおひるねモード。

イタロ:

帰るよ。だが今じゃねえ。口出しした以上は、ケーキの完成を見届けて、文句ひとつない上物にする。

ティアン:

……どっちの味方をするつもりはないと言ったけど、今後の為に、バロウズ殿下の手紙の最後は、みんな知っておいた方がいいと思うよ。世界は動き出しているからね。

イタロ:

ヴェール、なんて書いてある?

ヴェール:

…………読むぞ。「ぼくは、皇族から市民のひとりひとりすべてが、自由意志のもとに生きることを望む。皇族の人だから敬うんじゃなくて、好きな人や自分が尊敬したい人に忠義を尽くしたい。そうあるべきだと思うんだ。君がそうしたいんだったら、やっちゃえばいいんじゃない?って、全員に言える世界を。バルナも、世界も、すべてに自由をもたらしてしまおう。だから、リシェラも、自由に……好きなことを、楽しんでね!」

イタロ:

うーん?リシェラ宛ての文か?皇族っていうより、ほんと、お坊っちゃんなんだな。

ティアン:

その考え方を、皇族でありながら広める気なんだろうね。

イタロ:

マズいのか?そもそもどの国の連中も、自由のかたまりみたいなもんだろ。

ヴェール:

どの国も、身分があって成り立っている。一番上の人間が、「自由に反逆していいよ」なんて言ったら、どうなる?

イタロ:

一部の変なのがお祭り騒ぎとかかね?

ヴェール:

真に受ける者が多いほど、軍事国家は大混乱だろうな。どの国も、最悪内戦だらけで、敵味方入り乱れたり、出入りが忙しなくなるだろうさ。

イタロ:

…………世界でも滅ぼしたいのかよ、あんたらの皇族は。

ヴェール:

むしろただのお遊びやノリだったら、いいんだがな。

ティアン:

巻き込まれる準備はしておいた方がいいんじゃない?世界はもう、動き出しているんだ。望もうと、望まざろうとも。

モナカ:

はは、争え、争え。

ヴェール:

…………モナカ?

リシェラ:

でっきました!!どうです!チーズの種類を変えて、レアチーズ系にダブルベリー!美味しいです!

モナカ:

はっ!!スイーツの香り!!

イタロ:

おお、この短時間で……やるじゃねえか。(もぐっ)

ティアン:

かわいい~!(もぐ)

ヴェール:

…………まあ、うん。リシェラ、頑張ったな(ぱくり)

モナカ:

好き!これ、いい。

イタロ:

まあ~~そうね、これだねえ1番は。うん。売るんだったらあとは値段だが、小さめでさわやかで、食べやすい。

ヴェール:

…………抹茶が入手できるまで、これで頑張るといい。タングリスニの好みか……極論、それはタングリスニでたくさん意見を聞くしかないのだろうな。

リシェラ:

2号店はタングリスニ…?

ティアン:

うーん、おなかいっぱい!勝敗は?

ヴェール:

イタロの提案が採用だから、バルナのま(けか?)

リシェラ:

(さえぎって)私が作ったので私の勝ちです!勝ちなんです!ようこそイタロさん!モナカちゃん!

イタロ:

…………これさ、タングリスニが勝つ方法、あったか?

リシェラ:

店内でイタロさんが暴れたり、イタロさんが逃げたり、モナカちゃんやヴェールさんが戦闘を始めてケーキがダメになった時点で、強制的にバルナの負けだからねって、殿下が、怖い笑顔で……。

イタロ:

……なんだかなあ、そんな血気盛んじゃないよ。私。あーもう、泣かないの。

リシェラ:

お店でけんか始まっちゃったらどうしよってちょっと怖かったですー!!

ヴェール:

あー…イタロ、こっちでなるべく動くから、どうか捕虜として少し滞在してくれないかい?防具屋で使う鉱物とかも割引しよう。

イタロ:

いつかは帰るからな。……あと、せめてバルナにいる間は丁重にもてなし続けろって、殿下に伝えとけ。

ヴェール:

モナカも、バルナでおいしいもの食べてゆっくりしてくれるよな?

モナカ:

よいよい、よいよー。

ティアン:

はは、バトルっていうか、泣き落とし?バロウズもお人好しばっかり集めたなあ。ほら、リシェラ、『第1回、タングリスニの観光客にめちゃウケ激ウマスイーツを作ろうバトル大会』だったんでしょ?閉会、閉会。

リシェラ:

ひとくちベリーレアチーズケーキセット、優勝です!ありがとうございました!


割り当てられた個室。雰囲気の違うモナカが誰かと通信をしている。


モナカ:

終わったよ。バロウズ。……どのモナカかだって?どうせ気にしないくせに。

モナカ:

まあ、要求した部屋とはちょっと違うけど、合格ラインってとこ。飽きるまではいてあげてもいいよ。でも、いい殺しのチャンスがあったらそっち優先だから。あ、魔力通信もう切れちゃうの?やっぱ魔法に関しては、バルナはバルナだね。私も人格交代の時間かも。……殺し合い、楽しみにしててあげるよ。……うん。じゃあね、危険思想の皇族さん。おやすみ。



.

0コメント

  • 1000 / 1000